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一昔前、撮った写真は街のカメラ屋さんやコンビニに持っていき現像(プリント)しないと見られませんでした。
その後、平成になるとデジタルカメラが普及しましたが、数万円で購入し、出かける前日にカメラの充電器の充電を満タンにして持って行きました。
そして、同時に携帯電話の普及も進み、携帯を持っていれば撮影から動画の録画さえも可能になりました。
撮影枚数も数万枚と保存出来るので、残量を気にする必要もありません。
携帯電話を持たずに家を出ることは基本ありませんから、『ついでに撮る』という事が可能となったのです。
近年では『映え』と言われる、SNSなどに投稿した際に目立っていたり人気があるような意味合いでの言葉も生まれました。
現代ではついでに撮るというよりは、写真を撮る行為『映え』を中心に生活するようになったとも言えます。
場所と時間の履歴が全て思い出になる
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写真1枚で記憶が鮮明に蘇る
撮った写真をいつでも携帯などで見られる様になり、その結果たくさんの写真を撮影していても現像(プリント)することは減りました。
データとして残るので日時や撮った位置さえもいつでも確認できます。
昔は一度プリントしてしまうと、写真の雰囲気や年齢、なんとなくいつくらいに撮ったという風に正確な日時は裏に手書きで記載するなどしない限りわかりませんでした。
実際、ペンで書いていた写真が自宅にありました。
次第に撮った日付を写真自体に入れられる様になりましたが、画面の右下や端ですが一緒に写ってしまうので見栄えがあまり良くありませんでした。
画像の質の向上
携帯電話のカメラも性能が高まり、画像も高画質になりました。
鮮明になったことで、より正確な色彩や景色など、子供から大人まで誰が撮影しても簡単に美しい写真が撮れる様になりました。
とくにSNSに掲載する写真はキレイに撮れていると見る人にとってもよりわかりやすいものになります。
影にならないように撮る、逆光で撮らないなどの基本的な事さえ理解していれば良いのです。
携帯の種類にもよりますが、ピント機能やモノクロ、ぼかしなど様々な調整も出来るので一眼レフなどのカメラを買わずに手軽に魅力的な写真が撮れます。
写真の役割
時を経て存在価値が様変わりしてきましたが、とくにSNSの発展により写真から情報を得る機会が増えました。
行った事のないお店の料理や観光地の様子、憧れの人が自ら載せている投稿写真など有りとあらゆる情報が得られるようになりました。
言葉や文字だけでは実際どのような物や場所なのかはわかりませんが、写真が1枚あるだけで理解度は高まります。
百聞は一見にしかず、という言葉がありますが直接現地へ行き、実際に見なくてもある程度の雰囲気は掴めます。
雑誌などのプロが撮った写真ではなく、素人がSNSに投稿したリアルな写真からの情報の方が現実に近いのです。
まとめ
写真が外国から伝わってきた頃は、記念写真や家族写真といった特別な時に撮るものでした。
時代の移り変わりと共に変化し、いつでもどこでも“今この瞬間”の姿を切り取る物へと進化しました。
そして共有する事で新しい繋がりも増え、コミュニケーションツールとしても活用できるようになりました。
カメラの種類も、携帯に搭載されている画素数の物から、大きく引き伸ばしてプリントしても鮮明で美しい高画質のものまで、用途に応じて使い分ける事も可能です。
1枚の写真で世界中の言葉が通じない同志でも分かり合える事もあります。
人と人との関わり方が変わってきましたが、リモートや直接会わなくても交流できるツールとしてますます役立たせたいものです。